子供の受験で不安を抱える必要ある?〜NHK Eテレ「ウワサの保護者会」〜

NHK Eテレのウワサの保護者会を見ました

2017年5月13日放送のNHK Eテレウワサの保護者会「親のストレス どう乗り切る?」を見て、まだこんな考えが世の中で主流なのか?と心配になったので記事にします。

www.nhk.or.jp

 番組内では主に子供の高校受験に悩む親が自分の抱える不安について尾木ママと語っていました。

共依存型の親

・子供の受験のことが頭から離れない親。

勉強する環境を整備したり、おやつを作って頑張っているのに、自分が目標としていた学校よりも偏差値の低い高校を志望校に決めて悲しい。

 正直、自分が頑張っているのに子供が自分の期待に応えてくれないという考え方がよく分からないです。自分の頑張りと子供の頑張りはリンクしないもの。それでもやりたければ自己満足のためと割り切ってやるしかない。自分と子供の人生を同一視しすぎ。

代理戦争型の親

・子供に偏差値の高い高校にどうしても行って欲しい親。

偏差値の高い高校に行けば最終的に良い企業に就職できると思っている。頼むから勉強してくれと言っている。

偏差値の高い高校や大学に行けば勝ち組になれると思っているのはちょっと考えが浅はかすぎるのでは?と思います。今の世の中、良い大学を卒業したけれど就職ができなくて高学歴ニートになる人もいるし、高卒で学歴なくても自分で起業して、お金稼ぐ人もいます。

 子供の受験でストレスを抱える人って、自分の子供のことを全然信用していないんじゃないかって思います。子供も一人のちゃんとした人間だっていう考え方を持ってない気がすします。番組内でも一人しっかりした考えを持った保護者がいて下記のように言っていました。

子供には『親としては特に高校に行って欲しいとは思っていない。』と伝えて、高校に行くか行かないかは自分で選ばせるようにしている。私はあくまでも高校に行かなくても良いと思っている立場だから子供の方から高校に行かせてくれと言ってくるし、理由も聞くようにしている。子供に高校になぜ行きたいか考えさせることが重要。

 私自身は至極真っ当なやり方と感じました。しかし、ここでも驚いたのが、この発言に対して、その他の親からは「めんどくさい親ですね」だとか、「中学・高校くらいの子供には何がやりたいかなんて分からない」だとかいう反論があったこと。

 行動の一つ一つに対して目的を考えさせるのは全く悪くないし、長い目で見れば全然無駄でもないです。というかビジネスの場では目的がないと何もできないほどに必要なことです。それを「どうせ分からないから」というだけで考えさせようともしないのはちょっと勿体無いかなと思いました。

まとめ

2017年5月13日放送のNHK Eテレウワサの保護者会を見て、保護者達の悩みに対して疑問を感じたし、やり方が間違っているように感じたので、書きました。親にはもっと子供のことを信じて欲しいと思いました。