ゆうちょ銀行定期預金通帳の見方
ゆうちょ銀行の定期・定額貯金の残高・明細確認方法についてご紹介します。親から「定期預金の口座を渡します。」と言われて受け取ったのですが、残高すらよく分からなくて困ったので調べました。
ゆうちょ銀行の総合口座通帳には、「通常貯金(兼お借り入れ明細)」のページの後ろに「担保定額貯金・担保定期貯金 預入明細」があります。今回はこの「担保定額貯金・担保定期貯金 預入明細」の見方についてご紹介します。
ゆうちょ銀行定期預金口座
以下のような通帳があるとします。残高はいくらだと思いますか?正直言って私は全く分かりませんでした。以降、この通帳を例に見方がわかるよう解説していきます。
残高だけ手っ取り早く知る方法
残高だけ知りたい場合は★印の所に注目してください
枠内に赤字で「払戻」のスタンプが押されている欄の貯金はもう払い戻された後です。また、枠内の下1/3の領域にお支払い金額などが記載されている場合、その枠内に記載されているお金は既に払い戻されています。「払戻」の赤スタンプや「お支払い金額:XXXX円」と印字されている欄以外のところに書かれた「お預かり金額」を合計した額が預入中の金額です。
定期・定額貯金の満期を知る方法
残高の次に知りたいことは満期がいつなのかです。満期について知る前にまずどんなタイプの定期預金に加入していたのかについて知る必要があります。
①貯金の種類
定期貯金と定額貯金の2つがあります。定期貯金は期間に応じていくつか種類があります。
- 定期貯金 (一か月、三か月、六か月、一年、二年、三年、四年、五年)
- 定額貯金
定期預金は基本的には期間内は引き出さず、期間内にやむ負えず引き出す場合は利率が大きく下がります。定額貯金は預入後6ヶ月以内に引き出す場合は利率が大きく下がります。6ヶ月以降は10年間同じ利率であり、好きなタイミングで降ろすことができます。
②満期時のお取り扱い
「貯金の種類」が定期貯金の場合:
この欄に印字されるのは以下の2パターンです。
- 満期振替:満期後は自動的に普通口座へ資金を移動
- 元利継続:同じプランに再度申し込みし自動で運用継続
「貯金の種類」が定額貯金の場合:
この欄に印字されるのは以下の1パターンのみです。
- 満期振替:満期後は自動的に普通口座へ資金を移動(普通預金の利息がつく)
「元利継続」の場合はずっとほったらかしておいても大丈夫です。その他満期振替や元利継続の場合は、利息は少ないorついていない状態なので、おろしに行った方が良さそうです。
③お預かり年月日
お預かり年月日は資金を預けた日です。
④払戻年月日
定期預金の場合は「払戻年月日」=満期です。定額貯金の場合は「払戻年月日=払戻しても利率の下がらない日(≒引き出し可能になる日)」でお預かり年月日+6ヶ月となっています。定額貯金の場合は「お預かり年月日」から10年後まで継続して預けておくことができます。
満期は定期貯金の場合は④「払戻年月日」を見ると分かります。定額貯金の場合は満期は③「お預かり年月日」+10年で計算すると良いでしょう。
まとめ
残高だけ知りたい場合は、「払戻」スタンプが押してある欄と「お支払い金額」が記入済みの欄を除いて、「お預かり金額」を全て足し合わせると計算できます。
満期やいつ引き出すのが良いのかを知るためには、「貯金の種類」や「満期時の取扱」、その他「利率」も考慮して総合的に判断する必要があります。
その他、今回は「担保定額貯金・担保定期貯金 預け入れ明細」の見方について紹介していますが、「担保」がついていないバージョンとの比較もこちらでしています。
ゆうちょの「担保定額貯金」とただの「定額貯金」は何が違う? - 30歳からはじめる生きがい探し
定期預金口座を確認した経緯についてはこちらの記事で書いています。