7万円損するけど個人年金保険を解約した理由と解約方法
皆さんは個人年金に入ってますか?今まで親に言われてなんとなく加入していたのですが、今回思い切って解約しましたので解約した理由と実際の解約手続きについて紹介します。
加入していた個人年金保険
- 保険加入後経過年:約4年半
- 保険名称:住友生命の「たのしみ1番」10年確定年金
- 支払い方法:年1回払い
損してでも保険を解約した理由
今回、契約してから比較的短期での解約だったので、解約時返金額-今まで支払った保険料合計がマイナスになることはわかっていました。私が不満に思っていた個人年金のデメリットは以下の3つです。
①ライフプランの設計が複雑になる
一番気になっていたのはこれでした。個人年金保険があることによってポートフォリオが崩れるのが一番気になっていました。毎年12万円ずつそんなに得でもない保険に入金すると資産全体として今どういう配分になっているのかわかりづらくなります。
また年末調整もお金は戻ってくるけど地味に手続きが面倒だったりして気になっていました。
加えて、保険は解約時にはマイナスになることが多く、解約の心理的ハードルがあるので、将来お金を別のことに使いたくなった時に再度解約しようか悩むことになるくらいなら、今解約してしまって楽になろうと思いました。
②実質利回りが低すぎる
これについては前回の記事で書きましたが、個人年金の実質利回りが低すぎて米国債やインデックスファンドに投資した方が断然儲かることに愕然としました。
↓各種投資方法との年利の比較を行っています
個人年金保険の予定利率に騙されるな!実質利回りは予定利率の6割しかなかった! - 30歳からはじめる生きがい探し
一時的に数万円損しても長期的にはインデックスファンドに投資していた方が数百万円得するため、一時的に資産がマイナスになってでも解約しようと思いました。
③インフレに弱い
個人年金保険は基本的に固定金利です。今後、日本の経済発展は落ち着き、代わりに新興国の経済がどんどん成長していくことが予想されます。そうなった場合にインフレが起こり、固定金利だとインフレでの物価上昇をカバーできず、相対的に損になると予想されます。(簡単にいうと、固定金利の個人年金よりも新興国の株式持ってた方が儲かるとの意味。)
つまり、保険のことを気にする心理的負担から解放されたい+保険よりも儲かりそうな運用方法を見つけたので、解約してそちらにお金を回すことにしたのです。
解約した分のお金をウェルナビというロボアドに入れようと思っています。ウェルスナビだと全世界に最もリターンが高くなるように自動で投資してくれるので、手間もかからず、心理的負担も少なくてオススメです。
解約手続き
では、今回具体的にどんな風に解約手続きを進めたのか紹介します。
具体的にはどうやるの?
解約するには以下の2つの方法があるようです。
- お電話でのお手続き・お問合わせ
- ご来店窓口でのお手続き
ただし、「お電話でのお手続き・お問い合わせ」だと保険の担当者から電話がかかってくることもあるようです。今回、私はスミセイの窓口で直接、解約することにしました。
スミセイの来店窓口で解約してみた
事前に電話窓口へ電話して、必要な書類を確認。結果身分証明書(今回は運転免許証)と保険証券のみあれば印鑑いらずで解約完了するとのことでした。ただし返戻金を入金してほしい口座が普段の支払い用口座と異なる場合は通帳も必要です。
平日の午前に窓口に行くと、誰も客はいない状態。すぐに担当者が来て、他に客引き止めもなく淡々と処理してもらいました。
担当者の説明によると今まで約60万円(年間12万円×5回)支払っていて、解約するとそのうち53万円が戻ってくるそうです。
- 払込済み保険料:¥599,725
- 解約時受取金額:¥528,888(解約時返戻金¥488,214、その他精算額¥40,674)
つまり、収支としては約7万円のマイナスです。
解約時の解約時返戻金の他に4万ほど支払われる"その他精算額"と記載されたものがありました。これは私が保険料を年1回払いにしており、解約日以降の保険金もすでに支払っていたため、その分の返金のようです (後日調べ)。
現地で担当者さんに聞いたときは、「その他精算額は配当金などです」と説明されており、ここらへんは窓口の方もあまりよくわかっていないようでした。
反省としては「保険証券、身分証明書のみでOK」と言われても、今までもらった全書類持って行って、不明点があればガンガン質問した方が良いです。
まとめ
個人年金は老後資金設計の単純化のために個人年金保険を解約しました。結果、現時点では7万円の損です。今後は、個人年金に入れるはずだったお金をロボアドバイザーの口座に入金して、積極的に資産運用し、損した分以上にお金を増やしていこうと思っています。
また、解約手続きは来店窓口で行うと引き止めもなくスムーズでした。ただし、窓口担当者が解約に不慣れな場合もあるので、事前に自分で資料を読み込んで資料持参の上来店した方が良いと感じました。