ゆうちょの「担保定額貯金」とただの「定額貯金」は何が違う?

こんにちは。ともよです。ゆうちょの定期預金がらみの用語ってすごく難しいですよね。今回は、ゆうちょの担保定額貯金とただの定額貯金の違いをご紹介します。

「定額貯金」とは?

「定期預金」は聞いたことあるけど、「定額貯金」はあまりなじみがないですよね。「定額貯金」はゆうちょのオリジナルサービスです。ふつうの銀行でいうところの「定期預金」と違って、6ヶ月過ぎればペナルティなしに途中解約OKなのがポイントです。

「担保定額貯金」とは?

ゆうちょにはただの「定額貯金」と「"担保"定額貯金」があります。ただの「定額貯金」は普通の貯金通帳とは別に通帳が必要で、「担保定額貯金」は普通の貯金通帳でできる定額貯金です。

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担保定額貯金は普通の貯金口座とひもづいているので、貯金口座の残高が引き落としなどで足りなくなった時に、担保定額貯金のお金を担保に低利率で自動的に貸付けが受けられます。

ただの「定期貯金」の方は、部分的に解約することができますが、「担保定額貯金」の方は部分的に解約することができず、解約したい場合は全て解約することになります。

部分的に解約したいほど、お金がない場合は担保定額貯金を担保に借りてくださいというスタンスなのでしょう。

担保定額貯金の「満期振替」ってどういう意味?

担保定額貯金には「満期時のお取り扱い」という欄があります。ここには満期振替と印字されていますがどういう意味なのでしょうか。

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この欄にはそもそも"担保定額貯金”の場合、"満期振替"しか選べません。

満期振替預入」預入日から起算して10年経過後に、預入金及び利子を通常貯金へ自動的に預入します。

引用:担保定額・定期貯金 各項目の満期時の取扱い:主な操作方法|ゆうちょダイレクト

10年後(=満期)にお金をふつうの貯金口座に移しますよという意味ですね。

まとめ

ゆうちょの担保定額貯金について調べました。余裕資金を定額貯金で運用している分には、ふつうの「定額貯金」も「担保定額貯金」も差はなく、通帳が少なくて良い分、「担保定額貯金」の方がオススメです。

気をつけないといけないのは、生活苦などにより、定額貯金を一部のみ解約したくなった時です。この時は、何も手続きなしに通常預金口座の残高が足りなくなったときに貸し付けで補填されるのが便利と捉えるか、勝手に貸付で補填されるのが怖いと捉えるかで、どちらを選択すべきか変わってくるでしょう。

 

いずれにせよ、ゆうちょの定期預金まわりの制度ってよく分からないですよね。こちらの記事で私のゆうちょ通帳の「担保定額・担保定期貯金預け入れ明細」の見方についてさらに解説していますのでどうぞ。

ゆうちょ銀行定期預金通帳の見方 - 30歳からはじめる生きがい探し